【G1有馬記念】過去10年のデータとコースを分析





有馬記念はファン投票で選出された馬による年末のドリームレースです。

冬の調整しにくい時期、トリッキーなコース、有力馬の秋の天皇賞やジャパンカップ激走による消耗度の高さから荒れやすいレースです。

昨年は、1番人気のキタサンブラックが堂々と逃げ切り、引退の花道を飾りました。

レース名 第63回有馬記念
G1競争
日程 2018年12月23日(日曜日)
開催 5回中山8日
コース 芝・右・内
距離 2500m
条件 サラ系3歳以上・牡・牝
斤量 定量
レコード(馬名) 2.29.5(ゼンノロブロイ)
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有馬記念の過去10年のデータ

有馬記念の過去10年データ

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傾向やポイント
  • 1番人気は過去10年連対率80%、複勝率90%と信頼度が高い。前走1着に限定すれば勝率100%(3頭)。
  • 10番人気以下で3着以内に入った5頭のうち3頭は中山芝2200~2500mのG2レースで3着以内の経験あり。
  • 特殊なコースだけあってリピート馬が多い。
  • 圧倒的に関西馬の成績が良い。関東馬で3着以内はたったの2頭。
  • 連対馬の前走はG1(着順不問)かG2(1着)のみ。
  • ジャパンカップ連対馬の成績は悪いが、4歳馬で当日2番人気以内に限定すれば該当馬3頭のうち2頭が連対している。

有馬記念(中山芝2500m)のコース特性

有馬記念は中山芝2500mで行われます。

外回りの3コーナー手前からスタートして、内回りを1周半する。
小回りで急カーブのコーナーが6つあるためペースが上がりにくい。
直線に急坂があっても、前半楽なペースで走れる先行馬が残りやすい。
差し、追い込み馬はコースロスがあっても外からマクり切れる馬の方が好走しやすい。

中山芝2500mの各種データ

※データ集計期間は過去5年です。

騎手別成績

騎手名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
戸崎圭太 8 8 0 22 21.1% 42.1%
北村浩司 3 3 5 18 10.3% 20.7%
松岡正海 3 3 4 20 10.0% 20.0%
蛯名正義 3 3 3 23 9.4% 18.8%
吉田豊 3 2 4 19 10.7% 17.9%

施行回数が少ないコースでデータに偏りが出やすいとはいえ戸崎騎手の成績が飛び抜けている。
ただ有馬記念に関しては池添騎手と外国人騎手の方が好成績。

種牡馬別成績

種牡馬名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
ステイゴールド 13 12 12 67 12.5% 24.0%
ハーツクライ 6 8 5 46 9.2% 21.5%
ディープインパクト 4 2 5 45 7.1% 10.7%
キングカメハメハ 3 5 6 44 5.2% 13.8%
キングヘイロー 3 2 0 12 17.6% 29.4%

イメージ通りステイゴールド産駒が好成績。
有馬記念でキングカメハメハ産駒の3着以内は人気薄が多い。

枠番別成績

枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
1枠 9 6 5 49 13.0% 21.7%
2枠 8 7 6 50 11.3% 21.1%
3枠 6 8 7 58 7.6% 17.7%
4枠 5 8 6 65 6.0% 15.5%
5枠 4 8 8 74 4.3% 12.8%
6枠 8 9 6 76 8.1% 17.2%
7枠 5 3 14 84 4.7% 7.5%
8枠 10 6 3 88 9.3% 15.0%

やはり内枠有利。
有馬記念過去10年でも8枠が連対したのは14頭立てだったダイワスカーレットの2008年のみ。
7枠の連対も人気だったゴールドシップのみ。

2018有馬記念の注目馬

今回は枠順確定後の出走各馬について寸評を書きたいと思います。

1 オジュウチョウサン

是非3コーナーまで盛り上げて頂きたい。
G1レースはそんなに甘くない。

2 クリンチャー

実はレイデオロと3回対戦して2勝1敗の馬。
スタートして前に出せないのでこの枠はプラスでないものの、一雨降れば非常に怖い馬。

3 モズカッチャン

昨年人気薄で2着に入ったクイーンズリングと存在が似ていることで実力以上に評価され過ぎ。
ただし調子を上げてきたM.デムーロが乗ることがやはり怖い。

4 マカヒキ

全盛期の力はないものの、昨年の不良馬場の天皇賞秋や今年の札幌記念の差し脚を見る限り、意外と重たい馬場適性がありそう。初騎乗の岩田騎手が先入観にとらわれず好位からの競馬をすればあわよくばもなくもない。

5 パフォーマプロミス

血統、枠順、騎手で実力以上に人気しているが、やはり格下感は否めない。
重賞2勝ともに少頭数でストレスのかからない楽な先行抜け出しを決めただけ。多頭数で揉まれる競馬でどうか。

6 サトノダイヤモンド

マカヒキ同様に全盛期の力はない。ただし今年4つの敗戦は全盛期の力があっても負けていたであろう理由のつく内容。
単勝オッズ的に完全にファンから見放された馬のラストランリベンジにだけは警戒したい。

7 サウンズオブアース

流石に厳しい。

8 ブラストワンピース

大一番に強いはずの主戦池添騎手の不調もあり、G1級の実力があるのに毎回展開に泣かされ連対すらできず。
毎日杯のような積極策ができれば最も勝利に近いのはこの馬。

9 リッジマン

厳しい。来年2月のダイヤモンドSに頑張って頂きましょう。

10 ミッキースワロー

あくまで中山外回り適性の高さを証明しているだけで中山内回りの今回どうなのか。ゴールドシップのようにマクるタイプでないので厳しいとみる。

11 ミッキーロケット

宝塚記念は枠順、展開、コース取り、全てがハマっての勝利。
今回もとにかく内枠が欲しかった。厳しい。

12 レイデオロ

この馬にとって最も能力を発揮しやすい(失敗しにくい)枠順に入ったため、穴党でも消すことができなくなった(笑)
中山適性が高いわけでも低いわけでもない藤澤厩舎特有の優等生タイプ。シンボリクリスエスよりゼンノロブロイに近い感じで安定性は抜群。

13 スマートレイアー

逃げでも打てば万が一を期待できたが、陣営にその狙いはなさそう。

14 キセキ

この秋4戦目であることの不安より、その脚質に中山2500mへの適性が非常に疑われる。
今回最も危険な人気馬と見る。

15 シュヴァルグラン

内枠引ければ最も信頼性の高いと思っていた馬。とは言え単勝オッズ的には抑えておかないといけないくらい人気急落が甚だしい。ボウマン騎手との相性も抜群。

16 サクラアンプルール

厳しい。

2018有馬記念の展開予想

逃げるのはキセキ。枠順の関係からオジュウチョウサンがハナを切るかも知れないが、事実上の逃げ馬はキセキといって間違いない。

キセキの後を追うようにシュヴァルグランも早めに好位を取って枠順の不利を取り返しにいくと想定できる。

1番人気のレイデオロはそれらライバルを射程圏に入れた中団やや前の外めを走らされることになる。

キセキはペースを落としたら持ち味は活きないので淀みないラップを刻み、小回りを意識する各馬も離されずについていくことを考えればレース全体としてはスローになりにくい。

ミドル~ハイペースでも外を周っての追い込みが効かないのが中山内回りコース。だからと言ってキセキの飛ばすペースに食いついた馬は直線の坂で堪えてしまう。

よって狙い目は中団インで脚をためて、4コーナーでも外を回さずリスクを取ってインを狙える人馬である。
よほど縦長の展開とならない限り終始外を回りそうなレイデオロは2、3着に取りこぼすと見る。

最終結論はnoteに書いてます。

当たらないのでもちろん無料ですw

思い出の有馬記念はグラスワンダーの連覇

競馬歴は四半世紀になりますが、1番好きな馬は?と聞かれたら即答でグラスワンダーと答えるでしょう。

決してグラスワンダーが最強馬とは思っていませんが、実に魅力的な馬でした。

2歳G1を圧倒的な強さで制し栗毛の怪物と言われましたが、3歳春の骨折休養から歯車がかみ合わなくなり、負ける時は名馬とは思えぬ凡走を度々見せるようになりました。

しかしグラスワンダーの魅力はG1レースで逆境やファンの不安をあざ笑うかのような勝ち方をするところにあります。

1998年の有馬記念は、休養明け2戦が全く見どころのない凡走をしたのでファンからは「早熟でもう終わった」と評価された中でのレースでした。

まさにグラスワンダーへの信仰心が試される有馬記念でしたw
このレースでグラスワンダーを本命にできなかったにわかファンがふるい落とされ、以降グラスワンダーを本命にし続ける熱心な信者を生むことになりました。

1999年の宝塚記念は、前走の安田記念をエアジハードに力でねじ伏せられた後ということもあり、ライバルのスペシャルウィークの格下扱いという人気で臨んだレースでした。
結果はスペシャルウィークをちぎり捨てる圧勝。
グラス信者狂喜乱舞!
スペファン涙www

1999年の有馬記念は、調整がうまくいかず予定のレースも使えずに休み明けという不利な条件に加え、やはりライバルのスペシャルウィークが鋭い差し脚に磨きをかけてG1連勝中と絶好調。スペシャルに勝てそうにないどころか凡走もあり得ると信者は震えてレースを見守りました。

グラス負けたあ(泣)
でもいいレースだった。
後ろからスペにマークされているのに、手ごたえ抜群で上がっていくツルマルツヨシを早めに追いかけざるを得ない苦しい展開にも関わらずよくぞあそこまで踏ん張ってくれた!
際どい着差で写真判定中ながら、グラスを差し切ったと確信を持った武豊騎手はガッツポーズをしている。
憎らしい奴め!
呪いをかけてやろうと思ったところに写真判定の結果が発表され・・・

グラスワンダーがハナ差で勝利!
スペファンまたまた涙www

でもグラス信者でもあのレースはスペシャルが勝ってたと思ってます。

ですが、そんな勝敗よりもこの1999年の有馬記念の最後の直線は鳥肌ものです。実況にあった「最後はやっぱり最強のこの2頭!」というフレーズは本当に印象的ですね。

20年前当時の競馬は現役最強馬を決めるレースに、ファンの望む役者がいつも揃ってました。

熱いレースには強い馬同士の戦いが必要不可欠なんです。

ところが、2018年の有馬記念にアーモンドアイは出走しません。

これで1番人気のレイデオロが勝っても誰かの書いたシナリオ通りの気がして興ざめです。

とにかく荒れろ!!

2018年の馬券成績

今年はラッキーなことに既に勝ちが確定しています(残りのレースを予算の範囲内で馬券を購入した場合)。

夏以降はずっと調子は振るわないですが、淡々と予想して美味しいところの組み合わせのみ馬券を買うことで平均以上の成績が出ると信じています。

でも先週(朝日杯FS)は久しぶりに万馬券を当てることができました。

【G1朝日杯フューチュリティステークス】過去10年のデータとコースを分析

2018.12.15

 

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