【G1ジャパンカップ】過去10年のデータとコースを分析




ジャパンカップは外国馬を招待(JRAが輸送費等を負担)する国際レースです。

創設当初は外国馬の独壇場でしたが、近年は来日馬の質低下と日本馬のレベルの向上もあって、外国馬の劣勢が続いています。(外国馬の勝利は2005年のアルカセットが最後)

昨年は京都大賞典(3着)をひと叩きしたシュヴァルグランがインコースの好位をつけて直線抜け出して、ライバルのキタサンブラックとレイデオロを抑えG1初勝利を飾りました。

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ジャパンカップ(東京芝2400m)のコース特性

ジャパンカップは東京芝2400mで行われます。

このコースはジャパンカップ以外に、3歳の頂点を決めるダービー、3歳牝馬の頂点を決めるオークスといった豪華なレースも行われます。

大歓声の正面スタンド前からスタートしてトラックを1周するコース。

緩いコーナー、坂もある長い直線ととにかく紛れが生じにくいコース。

瞬発力と底力、2400mを乗り切れるスタミナが問われ、人気薄の馬が好走することもあるが、過去に実績が十分あったりその後のG1戦線で活躍する馬であった。

また直線の長さから大外一気が決まりやすいイメージとは裏腹に、近年特に格の高いレースほどその光景はあまり見られなく、器用にインをついた馬の好走が目立つ。

東京芝2400mの各種データ

データ集計期間は過去5年です。

東京芝2400mの騎手別成績

騎手名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
戸崎圭太 19 19 12 69 16.0% 31.9%
蛯名正義 14 8 6 59 16.1% 25.3%
ルメール 14 6 6 25 27.5% 39.2%
内田博幸 9 8 11 78 8.5% 16.0%
北村宏司 8 6 7 72 8.6% 15.1%

成績トップの戸崎騎手ですが、東京2400mのG1レースは未勝利です。

東京芝2400mの種牡馬別成績

種牡馬名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
ディープインパクト 33 19 24 146 14.9% 23.4%
ステイゴールド 24 21 17 168 10.4% 19.6%
ハーツクライ 14 9 10 109 9.9% 16.2%
キングカメハメハ 13 10 8 86 11.1% 19.7%
ハービンジャー 8 4 5 56 11.0% 16.4%

やはりここでもディープインパクトがトップ。近年はよりスローになりやすく瞬発力が求められるので当然の結果かもしれません。

東京芝2400mの枠番別成績

枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
1枠 20 20 16 164 9.1% 18.2%
2枠 26 17 21 164 11.4% 18.9%
3枠 15 16 18 190 6.3% 13.0%
4枠 19 16 17 200 7.5% 13.9%
5枠 23 19 24 205 8.5% 15.5%
6枠 17 23 24 219 6.0% 14.1%
7枠 24 27 17 259 7.3% 15.6%
8枠 17 21 25 279 5.0% 11.1%

若干内枠が有利に出ています。ことジャパンカップに関しては1枠の連対率が高いです。

今年1枠に入ったあの馬の追い風になるデータですね。

ジャパンカップの過去10年のデータ

ジャパンカップの過去10年データ

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傾向やポイント
  • 1番人気の複勝率は80%、単勝3倍未満に絞ると複勝率100%と堅い。
  • 6歳以上は大不振。3着以内に来た2頭はともにG1馬(2011年ジャガーメイル、2013年トーセンジョーダン)
  • 以前は全く通用しなかった京都大賞典組が近年活躍と傾向が変わりつつある?
  • 連対馬20頭中9頭は同じコースのダービー、オークスで連対歴があった。
  • リピーターが多い
  • 関東馬はたった2連対のみ
  • 逃げ馬には厳しい(逃げて3着以内はキタサンブラックのみ)

2018年ジャパンカップの注目馬

人気どころで恐縮ですが、アーモンドアイ、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンドの3頭を挙げます。

というのも、この3頭の実力が抜きんでており、個人的には実質3頭立てのレースと思えるからです。

今回のレースで大波乱に賭けることは無謀でしょう。穴党の極東マンボも今回ばかりは馬券で儲けることよりもレースを楽しむことを優先したいです。

しかしそれだと面白味がないので、あえて3頭のマイナス材料を指摘してみます。

絶好枠(1枠)を引いたかに見えるアーモンドアイですが、今まで好位のインを器用に立ち回ったことがない当馬にとってこの枠順は実はプラスではなくむしろマイナスです。同世代の牝馬が相手だったから大外から差すという大雑把な競馬でも勝てていたのは勘ぐり過ぎでしょうか。騎手もその辺りを考慮してスタートを決めたら好位のインを走ったとして、直線は初めて馬群の中でのたたき合いとなります。しかも相手は歴戦の古馬たち。意外と怯んでしまって直線伸びあぐねることも可能性としてはゼロではないはず。

スワーヴリチャードの前走(天皇賞秋)の大敗は、スタート直後に隣の馬に体当たりをされて走る気を失い、騎手も直線はほとんど追うこともなく疲れを残さなかったというプラスの側面ばかり強調されていますが、レース中のアクシデントは臆病な馬にとって悪影響でしかありません。

前走の京都大賞典は着順(1着)だけ見れば復活したと思わせるサトノダイヤモンドですが、出走メンバーのレベルとラスト100mの止まり方を見ると、菊花賞、有馬記念を連勝した頃の全盛時に程遠い印象を受けます。前述のライバル2頭に勝つには更なる上積みが必須でしょう。

と重箱の隅をつついてみましたが、3頭以外の馬たちもそれぞれに弱点を持っているので、結局は相対的にこの3頭が有力という結論に落ち着きました。レース当日の予想も本命は3頭の中から間違いなく選びます。

ジャパンカップ(2018)の展開予想

ハナを主張したいのは大外枠に入ったウインテンダネス。ただ枠順の並びと脚質転換してからの出足の速さからキセキが1コーナーまでは先頭になるかも。前者が逃げる場合は瞬発力がなく距離に不安があるタイプでないのでややペースを上げるだろうし、後者が逃げる場合はその逆のタイプなのでペースはスローに落とすことが考えられる。

当方の予想は、2コーナーを回った後にウインテンダネスが後続を引き離した逃げを打ち、2番手のキセキが実質的なペースメーカーと読む。ウインテンダネスだけがミドル~ハイペースで、2番手以降の馬群ひと塊がスローになる。

断然人気のアーモンドアイはスタートがあまり上手でないのでいつも通りの後方に位置する。その他有力どころでは絶好枠を引いたサトノダイヤモンドがインの3、4番手、これもスタート上手くないスワーヴリチャードも後方待機。

予想通りスワーヴリチャードが後方だった場合、展開のカギを握るのはスワーヴリチャードだろう。G1大阪杯の大マクリ勝ちを決めているように末脚の持続力はメンバーで抜きんでている。その反面有力馬の中では瞬発力がやや見劣りするので早めの仕掛けでレースのペースを上げ持久力勝負に持ち込むのではないか。

やや距離に不安のあるアーモンドアイが一緒に動くかのか、焦らずじっくり脚をためるのか。どちらにせよ、アーモンドアイは窮屈なインコースでなく外を周ることになる。

有力差し追い込み勢がいかに動こうと、サトノダイヤモンドと前年の覇者シュヴァルグランは気楽な立場である。距離不安もなくスタートも上手く何もせず良い位置にいるからだ。ライバルの仕掛けを待つ余裕があるだろう。

ここでまで書けば何を本命にするかお分かりでしょう(笑)

その馬を本命に、相手に遊びでちょっと舐められるすぎた実力馬や、あっと驚く展開になった場合に3着ならありえる大穴馬を抑えたいと思います。

最終結論はnoteに書いてます。

当たらないのでもちろん無料ですw

思い出のジャパンカップ

周囲の人間を見ていると、年を重ねるとともにその人本来の個性が浮き彫りになっていくように思えます。

幼少期から学生時代まであった個性が社会人になり一度奪われます。その後、積まれた経験やお金を使い、社会性とか気にせず好きな事を楽しんでいたあの頃の自分を取り戻そうとする意識が働くのでしょう。

日本の競走馬も似ています。生まれるとクラシックレースを目標に調教され個性は潰されます。レースでも教育という名の折り合いに拘った乗り方をして中長距離のクラシックレースへの適性を高めようとします。

クラシックレースで結果を残せなかった馬たちはその後自身の適性分野へと活路を見いだします。これはあくまで人間の価値観で言うところの幸せな競走馬生活を送ることでしょう。

しかし、クラシックレースへの適性が低いのに同世代で総合能力が抜きんでたために結果を残してしまった馬は不幸な競走馬生活を送ることになります。

男馬相手にダービーを勝利した牝馬のウオッカがそうです。

彼女はそのスピードと瞬発力の高さからマイラー(1600m前後を得意とする短距離指向型)でした。

ダービーを勝った後も一流馬と呼ぶに相応しい成績を残してきましたが、ファンや関係者は得意分野で圧勝しても、

「ウオッカならもっとやれる!」

「マイルG1や牝馬限定G1で勝つのは当然でしょ」

やはり64年ぶりの牝馬によるダービー制覇という重荷は、常に適性外レースへのチャレンジを強要するかのようでした。

ウオッカの関係者、ファンが納得するのは、国内外の強豪馬が集まるジャパンカップの勝利です。

ジャパンカップは過去2回の挑戦で3着が精一杯。惜しいが届かないのはやはり適性外の長い距離が響いてラスト200mで脚が止まってしまう。

3回目の挑戦の鞍上はなんと4歳以降の苦楽を共にしてきた武豊騎手を降板させてルメール騎手。

陣営も断腸の思いだったでしょうが、逆にジャパンカップ勝利への執念も伝わってきたのか、ややその走りに陰りの見え始めたにも関わらず1番人気。

極東マンボの馬券は当然ウオッカ本命。

最近は先行してはラストが止まるという競馬が続いていたので、折り合いが上手いルメールなら中団かやや後方で末脚をためる競馬、そう同じコースのダービーを勝った時のような戦法に出るだろうと予想しました。

予想は裏切られました。またしても先行しています。しかも前半1000mのタイムからハイペース。これではいつも以上に最後の直線でバテててしまう。

もう馬券はハズレていいから、ウオッカの無様な負け方だけ見たくない・・・

祈りは通じました。善戦するどころか勝利してくれました。

最後200mでやはりバテて左に寄れていきましたが、ルメール騎手が左鞭に持ち替え外から追い込んできたオウケンブルースリに馬体を合わせにいってウオッカの闘争心を煽り根性で乗り切らせたように見えました。

馬券はハズレましたが本当にそんなものどうでも良かったです。

年に1回あるかないかの感動するレースでした。

2018年もあの馬が勝てば同じくらい感動するでしょう。

熱戦を期待します。

2018年の馬券成績

今年はラッキーなことに既に勝ちが確定しています(残りのレースを予算の範囲内で馬券を購入した場合)。

夏以降はずっと調子は振るわないですが、淡々と予想して美味しいところの組み合わせのみ馬券を買うことで平均以上の成績が出ると信じています。

 

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