【G1菊花賞】過去10年データとコース特性から分析




菊花賞は、皐月賞、ダービーに続く3歳クラシック3冠レースの最終戦です。

昔から菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われているように3歳最強決定戦でしたが、スピード指向の近年は3000mの長丁場戦を回避する有力馬も増えてきており、必ずしもハイレベルな戦いになるとは限りません。

昨年は神戸新聞杯2着をステップにした1番人気のキセキが、不良馬場の中豪快に大外一気に差し切ってG1初勝利を飾りました。

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コース特性

菊花賞は京都芝3000mで行われます。

3コーナー手前からスタートしてトラックを約1周半します。

スタートしてすぐ3コーナーに入るためやはり内枠がロスなく周れて有利になります。

距離が3000mという理由だけでなく、3コーナー手前の上り坂を2回も駆け上がるので、スタミナが問われるタフなコースです。

しかし長距離故に超スローペースになることもあり、その場合はスタミナだけでなくキレのある馬が有利になります。

いずれのペースになっても逃げ馬には厳しいコースで、過去10年で逃げて3着以内を確保した馬は2013年のバンデただ一頭です。

京都芝3000mの各種成績

データ集計期間は過去5年です。

騎手別成績

騎手名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
武豊 2 0 1 6 22.2% 22.2%
岩田康誠 1 3 0 5 11.1% 44.4%
福永祐一 1 2 0 4 14.3% 43.9%
酒井学 1 2 0 4 14.3% 42.9%
ルメール 1 0 1 2 25.0% 25.0%

京都芝3000mは年に数回しかないからデータ数が少ないですね。

1位の武豊騎手ですが、菊花賞に限って言えば過去10年遡っても未勝利と意外な結果でした。

種牡馬別成績

騎手名 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
ディープインパクト 1 2 2 14 5.3% 15.8%
ダンスインザダーク 1 1 0 1 33.3% 66.7%
ネオユニヴァース 1 1 0 4 16.7% 33.3%
ゼンノロブロイ 1 0 2 3 16.7% 16.7%
マンハッタンカフェ 1 0 1 3 20.0% 20.0%

サンデーサイレンス系が独占してます。近年のステイヤー軽視が表れています。

ステイゴールドが5位に入っていなかったのが意外です。

枠番別成績

枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率
1枠 1 0 0 15 6.3% 6.3%
2枠 3 4 2 8 17.6% 41.2%
3枠 1 0 2 14 5.9% 5.9%
4枠 0 0 1 17 0.0% 0.0%
5枠 0 2 2 15 0.0% 10.5%
6枠 2 3 0 15 10.0% 25.0%
7枠 3 2 3 18 11.5% 19.2%
8枠 1 0 1 25 3.7% 3.7%

外枠不利なコースのわりには6、7枠が健闘していますが、これは菊花賞以外の少頭数レースのデータも含まれているからです。

フルゲート18頭立てになる菊花賞はやはり内枠有利になります。

過去10年のデータ

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傾向やポイント
  • 1番人気の連対率は70%と堅実。
  • 逃げ馬の3着以内は1頭のみ。
  • 関東馬の3着以内は2頭と大苦戦。
  • 血統は父にサンデーサイレンス系、母父がノーザンダンサー系を持つ馬が多い。
  • 神戸新聞杯3着以内馬が強い。
  • 2200m以上のG1、G2レースで3着以内がある馬が穴をあけている。

2018年の菊花賞の注目馬

大混戦で難しいのですが、強いて1頭を挙げるならエポカドーロです。

神戸新聞杯で4着に負けてデータ的には厳しくなるのですが、皐月賞1着、ダービー2着馬が人気を落とすことは間違いないでしょう。多分3、4番人気辺りでしょうね。

スタートして好位に取りつく速い脚があり、それでいてすぐ折り合いもつく。そして先行馬のわりには直線でのキレもある。

皐月、ダービーと明らかに展開に恵まれましたが、こういう性質の馬ってそもそも展開に恵まれやすいんですよね。(キタサンブラックで大いに学びました)

差し馬有利の菊花賞でも、前で折り合えるというのは大きい武器。

唯一の不安は関西G1では全く実績のない戸崎騎手でしょうか。

不利な大外枠でも引かない限りこの馬を本命にする可能性が高いです。

展開を予想

枠順からハナを主張するのはアイトーンだろう。皐月賞でもビュンビュン飛ばした馬である。

続いては出たなりで自然と2番手に収まりそうなジェネラーレウーノ。

メイショウテッコンは折り合いに気をつけるとのことで意外と3番手より後ろで競馬するかも知れない。

展開を握るのは、ジェネラーレウーノとブラストワンピースと考える。

両者とも実力があり絶好の枠順。勝ちを意識する分、仕掛けがやや早くなるのではないか?

前者は瞬発力がない代わりに簡単にはバテない。後者はじっくり脚を溜めればラストで凄い瞬発力を発揮する。

この特性から仕掛けが早くなることで、より有利に働くのはジェネラーレウーノの方とみる。

しかしながら、当馬にとっても3,000mは未知の距離。早仕掛けでスタミナが持つ保証はどこにもない。

そう考えると相対的に有利になるのは、結局は自分のペースに徹した競馬をする馬だろう。

かと言って、後方で死んだふりをする馬では到底届かない。

大混戦の2018菊花賞は、トライアルレースをトライアルらしい競馬で負けた馬の中に正解が潜んでいるのかもしれない。

最終結論はnoteに書いてます。

当たらないのでもちろん無料ですw

思い出の菊花賞

1996年の第57回菊花賞です。

その手にしたはずのダービーの栄冠を、伏兵、いや後に和製ラムタラ(1995年デビューから2戦目でイギリスダービーを制覇した馬になぞらえて)と呼ばれるフサイチコンコルドに奪われたダンスインザダーク。鞍上の武豊も天才と呼ばれながら当時ダービーだけは勝つことができませんでした。(現在はなんと5勝もしている)

秋初戦の菊花賞トライアル京都新聞杯を、それまでの戦法通り、好位差しの優等生的な競馬で危なげなく勝利して菊花賞に王手をかけました。

ライバルのダービー馬フサイチコンコルドは秋初戦を格下相手に取りこぼしたこともあり、菊花賞の1番人気はダンスインザダーク。

騎手、体調、臨戦過程、長距離適性とどれも申し分なく、無難に乗れば普通に勝つだろうというのが、ファンの総意だったのではないでしょうか。

しかしレースは水物。大外枠からの発走も武騎手の巧みな手綱さばきでいつの間にかコースロスを防ぐインコースを走れたものの、これが後に仇となります。

2週目の3コーナーの下りでライバルたちは動き出します。しかし後方のインに閉じ込められたままダンスインザダークは前に行けません。超スローペースの団子状態であったため先行馬はそうはバテないし進路も簡単には開かないからです。

天才は迷わない。3~4コーナーでつけられたライバルたちとの差は、無難に外を周ったら縮まるどころか広がるだけ。

京都の外回りコースは最後の直線必ずインが開く!

そう確信しているかのようなコーナリングで、1番人気の馬の戦法とは思えないイン強襲にかけるのでした。

まさに鬼脚。

しかも直線で1度進路変更して半馬身差の差し切り勝ちです。

とは言え、4コーナーで早めに外に進路を取っていたらダービーに続き2着が精一杯だったでしょう。

不可抗力があったにせよ、直線まで全く無駄な脚を使わなかったことが、最後の爆発につながったのだと思います。

1競馬ファンの妄想ですが、この体験で武豊騎手は良くも悪くもサンデーサイレンスの子供の乗り方の「型」を作り上げてしまったのではないでしょうか?

2018年の馬券成績

今年はラッキーなことに既に勝ちが確定しています(残りのレースを予算の範囲内で馬券を購入した場合)。

夏以降はずっと調子は振るわないですが、淡々と予想して美味しいところの組み合わせのみ馬券を買うことで平均以上の成績が出ると信じています。

ツイッターやってます。


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