【天皇賞(春)】過去10年のデータ・傾向を分析





天皇賞(春)は長距離最強馬の決定戦です。10年以上前は実力通りに収まる堅いレースでしたが、長距離指向の馬が少なくなってきた近年は波乱の傾向が強くなっています。
2018年は2番人気のレインボーラインが後方から直線インをついて差し切り優勝、菊花賞2着馬の実力を示しました。

レース名 天皇賞(春)
G1
日程 2019年4月28日(日)
開催 3回京都3日
コース 芝・外・右回り
距離 3200m
条件 サラ系4歳以上
斤量 定量
レコード(馬名) 3.12.5(キタサンブラック)

レースに関する基本情報はJRA公式サイトをご参考にしてください。

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天皇賞(春)の過去10年データ

基本データ

               
頭数 馬名 騎手 タイム
馬場     着差
2009 1 2 マイネルキッツ 牡6 58 12 松岡正 3.14.4
18 2 4 アルナスライン 牡5 58 4 蛯名正 クビ
6 12 ドリームジャーニー 牡5 58 5 池添謙 1 3/4
2010 6 12 ジャガーメイル 牡6 58 2 ウィリアムズ 3.15.7
18 8 16 マイネルキッツ 牡7 58 4 松岡正 3/4
2 4 メイショウドンタク 牡4 58 16 武幸四 5
2011 1 2 ヒルノダムール 牡4 58 7 藤田伸 3.20.6
18 7 15 エイシンフラッシュ 牡4 58 3 内田博 1/2
稍重 2 3 ナムラクレセント 牡6 58 5 和田竜 1 1/2
2012 1 1 ビートブラック 牡5 58 14 石橋脩 3.13.8
18 8 16 トーセンジョーダン 牡6 58 3 岩田康 4
6 11 ウインバリアシオン 牡4 58 2 武豊 2
2013 3 6 フェノーメノ 牡4 58 2 蛯名正 3.14.2
18 1 1 トーセンラー 牡5 58 3 武豊 1 1/4
7 13 レッドカドー セ7 58 6 モッセ 2
2014 4 7 フェノーメノ 牡5 58 4 蛯名正 3.15.1
18 6 12 ウインバリアシオン 牡6 58 3 武幸四 クビ
3 6 ホッコーブレーヴ 牡6 58 12 田辺裕 ハナ
2015 1 1 ゴールドシップ 牡6 58 2 横山典 3.14.7
17 7 14 フェイムゲーム 牡5 58 7 北村宏 ハナ
1 2 カレンミロティック セ7 58 10 蛯名正 3/4
2016 1 1 キタサンブラック 牡4 58 2 武豊 3.15.3
18 2 3 カレンミロティック セ8 58 13 池添謙 ハナ
4 8 シュヴァルグラン 牡4 58 3 福永祐 1 1/4
2017 2 3 キタサンブラック 牡5 58 1 武豊 3.12.5
17 3 6 シュヴァルグラン 牡5 58 4 福永祐 1 1/4
8 15 サトノダイヤモンド 牡4 58 2 ルメール クビ
2018 6 12 レインボーライン 牡5 58 2 岩田康 3.16.2
17 6 11 シュヴァルグラン 牡6 58 1 ボウマン クビ
4 8 クリンチャー 牡4 58 4 三浦皇 1/2

位置取りと決め手

                       
頭数 馬名 タイム    
馬場   着差 2 3 4
2009 1 2 マイネルキッツ 3.14.4 10 10 4 4      
18 2 4 アルナスライン クビ 8 6 7 4      
6 12 ドリームジャーニー 1 3/4 12 12 11 7      
2010 6 12 ジャガーメイル 3.15.7 9 8 7 5      
18 8 16 マイネルキッツ 3/4 2 2 2 1      
2 4 メイショウドンタク 5 6 6 3 2      
2011 1 2 ヒルノダムール 3.20.6 6 8 7 6      
18 7 15 エイシンフラッシュ 1/2 10 10 10 8      
稍重 2 3 ナムラクレセント 1 1/2 10 10 1 1      
2012 1 1 ビートブラック 3.13.8 2 2 1 1      
18 8 16 トーセンジョーダン 4 7 7 7 5      
6 11 ウインバリアシオン 2 12 12 12 12      
2013 3 6 フェノーメノ 3.14.2 7 7 3 2      
18 1 1 トーセンラー 1 1/4 9 9 6 2      
7 13 レッドカドー 2 11 11 10 4      
2014 4 7 フェノーメノ 3.15.1 8 8 7 5      
18 6 12 ウインバリアシオン クビ 14 14 14 8      
3 6 ホッコーブレーヴ ハナ 10 9 10 10      
2015 1 1 ゴールドシップ 3.14.7 14 14 3 4  
17 7 14 フェイムゲーム ハナ 10 9 11 10      
1 2 カレンミロティック 3/4 2 2 3 1      
2016 1 1 キタサンブラック 3.15.3 1 1 1 1      
18 2 3 カレンミロティック ハナ 3 3 3 3      
4 8 シュヴァルグラン 1 1/4 9 9 11 9      
2017 2 3 キタサンブラック 3.12.5 2 2 2 1      
17 3 6 シュヴァルグラン 1 1/4 5 5 4 3      
8 15 サトノダイヤモンド クビ 7 7 7 5      
2018 6 12 レインボーライン 3.16.2 10 10 11 11      
17 6 11 シュヴァルグラン クビ 4 3 2 2      
4 8 クリンチャー 1/2 7 7 4 3      

前走、前々走の成績

         
頭数 馬名 前走成績 前々走成績
馬場      
2009 マイネルキッツ 日経賞 2 AJC杯 4
18 アルナスライン 日経賞 1 AJC杯 6
ドリームジャーニー 大阪杯 1 中山記念 2
2010 ジャガーメイル 京都記念 2 ダイヤモンドS
18 マイネルキッツ 日経賞 1 AJC杯 4
メイショウドンタク 大阪ハンブルクC 11 日経賞 11
2011 ヒルノダムール 大阪杯 1 京都記念 3
18 エイシンフラッシュ 大阪杯 3 有馬記念 7
稍重 ナムラクレセント 阪神大賞典 1 日経新春杯 4
2012 ビートブラック 阪神大賞典 10 ダイヤモンドS 6
18 トーセンジョーダン 大阪杯 3 有馬記念 5
ウインバリアシオン 日経賞 2 京都記念 6
2013 フェノーメノ 日経賞 1 ジャパンカップ 5
18 トーセンラー 京都記念 1 新潟記念 7
レッドカドー ドバイワールドC 2 香港ヴァーズ(香) 1
2014 フェノーメノ 日経賞 5 宝塚記念 4
18 ウインバリアシオン 日経賞 1 有馬記念 2
ホッコーブレーヴ 日経賞 2 ジャパンカップ 12
2015 ゴールドシップ 阪神大賞典 1 AJC杯 7
17 フェイムゲーム ダイヤモンドS 1 AJC杯 12
カレンミロティック 阪神大賞典 4 香港ヴァーズ(香) 5
2016 キタサンブラック 大阪杯 2 有馬記念 3
18 カレンミロティック 阪神大賞典 6 ジャパンカップ 15
シュヴァルグラン 阪神大賞典 1 日経新春杯 2
2017 キタサンブラック 大阪杯 1 有馬記念 2
17 シュヴァルグラン 阪神大賞典 2 有馬記念 6
サトノダイヤモンド 阪神大賞典 1 有馬記念 1
2018 レインボーライン 阪神大賞典 1 有馬記念 8
17 シュヴァルグラン 大阪杯 13 有馬記念 3
クリンチャー 阪神大賞典 3 京都記念 1

血統と厩舎

ノーザンダンサー系 サンデーサイレンス系 ミスプロ系 ロベルト系 トニービン系
       
頭数 馬名 厩舎 血統 血統
馬場     母父
2009 マイネルキッツ 国枝栄 チーフベアハート サッカーボーイ
18 アルナスライン 松元茂 アドマイヤベガ El Gran Senor
ドリームジャーニー 池江寿 ステイゴールド メジロマックイーン
2010 ジャガーメイル 堀宜行 ジャングルポケット サンデーサイレンス
18 マイネルキッツ 国枝栄 チーフベアハート サッカーボーイ
メイショウドンタク 本田優 マンハッタンカフェ Machiavellian
2011 ヒルノダムール 昆貢 マンハッタンカフェ ラムタラ
18 エイシンフラッシュ 藤原英 King’s Best Platini
稍重 ナムラクレセント 福島信 ヤマニンセラフィム サクラシヨウリ
2012 ビートブラック 中村均 ミスキャスト ブライアンズタイム
18 トーセンジョーダン 池江寿 ジャングルポケット ノーザンテースト
ウインバリアシオン 松永昌 ハーツクライ Storm Bird
2013 フェノーメノ 戸田博 ステイゴールド Danehill
18 トーセンラー 藤原英 ディープインパクト Lycius
レッドカドー ダンロップ Cadeaux Genereux パントレセレブル
2014 フェノーメノ 戸田博 ステイゴールド Danehill
18 ウインバリアシオン 松永昌 ハーツクライ Storm Bird
ホッコーブレーヴ 松永康 マーベラスサンデー ダンシングブレーヴ
2015 ゴールドシップ 須貝尚 ステイゴールド メジロマックイーン
17 フェイムゲーム 宗像義 ハーツクライ アレミロード
カレンミロティック 平田修 ハーツクライ A.P. Indy
2016 キタサンブラック 清水久 ブラックタイド サクラバクシンオー
18 カレンミロティック 平田修 ハーツクライ A.P. Indy
シュヴァルグラン 橋田満 ハーツクライ Machiavellian
2017 キタサンブラック 清水久 ブラックタイド サクラバクシンオー
17 シュヴァルグラン 友道康 ハーツクライ Machiavellian
サトノダイヤモンド 池江寿 ディープインパクト Orpen
2018 レインボーライン 浅見秀 ステイゴールド フレンチデピュティ
17 シュヴァルグラン 池江寿 ハーツクライ Machiavellian
クリンチャー 宮本博 ディープスカイ ブライアンズタイム

天皇賞(春)の過去10年の傾向まとめ

過去10年の1番人気馬の成績や枠番別の成績をまとめました。
最後に少しだけ主観を入れて傾向やポイントを列挙します。

1番人気の成績

馬名


前走
2009 アサクサキングス 58 牡5 9 阪神大賞典 1
2010 フォゲッタブル 58 牡4 6 ダイヤモンドS 1
2011 トゥザグローリー 58 牡4 13 日経賞 1
2012 オルフェーヴル 58 牡4 11 阪神大賞典 2
2013 ゴールドシップ 58 牡4 5 阪神大賞典 1
2014 キズナ 58 牡4 4 大阪杯 1
2015 キズナ 58 牡5 7 大阪杯 2
2016 ゴールドアクター 58 牡5 12 日経賞 1
2017 キタサンブラック 58 牡5 1 大阪杯 1
2018 シュヴァルグラン 58 牡6 2 大阪杯 2

1番人気の成績まとめ
  • 1番人気の着順は【1-1-0-8】
  • 勝率:10%
  • 連対率:20%
  • 複勝率:20%

枠番別の成績

枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1 5 1 1 13 25.0% 30.0% 35.0%
2 1 2 2 15 5.0% 15.0% 25.0%
3 1 1 1 17 5.0% 10.0% 15.0%
4 1 0 2 17 5.0% 5.0% 15.0%
5 0 0 0 20 0.0% 0.0% 0.0%
6 2 2 2 14 10.0% 20.0% 30.0%
7 0 2 1 24 0.0% 7.4% 11.1%
8 0 2 1 27 0.0% 6.7% 10.0%
枠番別の成績まとめ
  • 内枠(1~4枠)の勝率10.0%、連対率15.0%、複勝率22.5%
  • 外枠(5~8枠)の勝率2.1%、連対率8.2%、複勝率12.4%
  • 1枠が圧倒的有利。

傾向やポイントまとめ

総合的に傾向やポイントを列挙してみます。

傾向やポイント
  • 1番人気がたった2連対だが、2~4番人気は13連対と好成績。
  • 4歳馬の1番人気は【0-0-0-5】と不振。
  • 菊花賞を連対した1番人気馬は【1-0-0-4】と意外にも信頼度が低い。
  • 6番人気以下で連対した5頭のうち3頭が前走重賞で連対していた。残り2頭は3000m以上のG1で3着以内の実績があった。
  • 前走4着以下で連対した馬は前年の天皇賞(春)で3着か菊花賞3着以内の実績があった。
  • 前走オープン特別、G3戦だった馬は合わせて【0-1-1-31】と大不振。基本は前走G2以上から狙うのがセオリー。
  • 2~4番人気のステイゴールド産駒は【4-0-0-2】と好成績。
  • リピーターが大活躍。
  • 他のG1で活躍しているキングカメハメハ産駒が3着以内に入ったことがない。

平成最後の天皇賞の注目馬

枠順が確定。

人気を分け合うであろうフィエールマンとエタリオウに王者たる強さは感じない。
まだ4歳、これからその風格をつけていくにしても、荒れる天皇賞でどちらも本命にはしたくない。

展開予想を難しくしているのが、天皇賞にしては少頭数であることと、長距離戦で絶妙なペース配分を行える武豊騎手が(香港遠征で)いないということ。

少頭数なら各馬の取りたい位置に落ち着きやすくペースもスローになりがちだが、仕掛けのタイミングが難しい。そんな時は武豊騎手の動きに合わせたいところだがそれも叶わない。
上位人気に支持される2頭がワンツーを決めた前年の菊花賞の大混戦の内容から、他の陣営も展開次第で勝てると思っているはず。仕掛けが遅れて脚を余して負けることだけは避けたいので自然と意識は勝ち急ぐようになり、最後の直線は消耗戦になると想定する。

そう考えると、絶対に買っておきたい馬はステイヤータイプである。

そう、クリンチャーに期待したい。

平成最後の天皇賞くらいは上がりだけの退屈なレースにならず、出入りが激しく最後はスタミナがものを言う一昔前の天皇賞のようなレースになってくれることを古い競馬ファンとして切望する。

2019年の天皇賞(春)の予想

京都の高速馬場に対応できるか不安も、昨年3着の実力と菊花賞2着時と同じローテーション(関東レのースでひと叩きして京都の本番で激走)が好感を持てる12クリンチャーを本命にする。

そして人気の10フィエールマンと2エタリオウだが、前者はクリンチャーが勝つ(淀みない流れの)展開を想定するとラストはいつもの速い上がりが使えそうにない。後者は馬群の中ではいい脚が使えずどうしても直線は外に持ち出すことが致命的。両者とも人気ほどの信頼はおけないので抑えの抑えに回したい。

相手本線は3頭。

13ロードヴァンドールは騎手の進言もあって長距離戦に参戦した前走の阪神大賞典が圧巻。
サイモンラムセスとハナを争っての2番手から進み、ペースが落ち着きそうな向こう正面からハナを奪い返しハイペースを演出して3着に粘ってしまった。
瞬発力のない当馬は今回もこのような乗り方しかない。逃げ宣言のヴォージュの2番手からまたしても途中でハナを奪い消耗戦に持ちこむだろう。本命馬クリンチャーにとっての援護射撃でもある。前哨戦より強力なメンバーだが想像以上にスタミナがあった場合には2着に残ってしまうのではないか。
京都長距離戦の魔術師である横山典への期待も大きい。

8パフォーマプロミスは長距離重賞2勝でG1宝塚記念でも4番人気に支持されたわりには今回人気がないという理由で相手に選んだが、前目につけられて速い上がりも出せる戦績からも天皇賞(春)向きである。もし縦長の隊列になり逃げ馬3頭の次の位置取りを確保できたら流れ込みが期待できる。

クリンチャーを本命にするなら1チェスナットコートも上位に評価しないといけない。
去年の天皇賞(春)は最後の直線はあわや勝つのではないかという脚色だったが好枠を活かせず外を回った分ラスト200mで垂れてしまった。クリンチャーとの着差は0.2秒である。
今年こそ好枠を活かしインに拘れば激走がないとは言えない。

その他抑えの馬も含めて最終結論はnoteに書いてます。当たらないのでもちろん無料ですw

過去の競馬収支

競馬歴も四半世紀を超えましたが、ここ数年は年間収支がプラスになることが多くなってきました。
過去10年のデータを分析して傾向をつかみ、人気(オッズ)と(自分の考える)馬の実力を照らし合わせて、常に美味しいところを狙っていってることが結果に繋がってきているのかと思います。

的中率こそ10%程度ですが、素人が長いスパンで競馬で勝つには連敗にめげないメンタルを持って穴狙いするしかないと確信しています。

そのような馬券の買い方を徹底して記録も取り始めた2014年以降は、2017年以外は年間収支でプラスになっています。

▼ツイッターやってます▼





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