高配当PFに必要なもの、それは当たり前ですが高配当であること。
高配当に限った話でなく、PFそのものに共通して必要なもの、それは納得感。
まず高配当の定義は、自分のなかで税引後の配当利回りで3.5%以上であること。
次に納得感。個別株投資では特に重要なのではと最近思うようになりました。
前回8月もそれなりにPFを変更して配当利回りと納得感を上げることができましたが、その後1ヶ月以上運用していて、両方ともまだ足りない思ったので、さらにPFに手を入れました。
売却銘柄と理由
3銘柄を全株売却しました。
- IBM(IBM):82株
- プロクター&ギャンブル(PG):141株
- エクソンモービル(XOM):138株
理由はかなりテキトーで雰囲気ですが一応記しておきます。
3銘柄に共通する理由が、配当利回りに満足できなくなったこと。
税引後の配当利回りで3%を切ってしまうのでは高配当PFに組み入れておく理由がありません。
IBMについては購入した当初はワトソンに期待したもんですが、不発に終わりそうな予感がしてきたことと、増配ペースを下げたことに嫌気が差しました。
P&GはPFの他の銘柄と比較して特に配当利回りが低いし、そもそもなぜ買ったのか理由が思い当たらないからです。きっと2年前に米国株を知ったとき人気ブロガーのバ○ェット○太○さんの影響をモロに受けただけなのでしょうw
エクソンモービルは、実はそんなに売りたくなかったのですが、1,000ドル程度利益が乗ったことと最近の原油高の割に上がり方が鈍いのが少々不満だったので思い切って処分しました。また、少し毛色は違いますが、エネルギー関連株はKMIに絞ってもいいかなとも思いました。
購入銘柄と理由
3銘柄を購入しました。つまり今回のPF変更は銘柄入れ替えになります。
- ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):271株
- クラフトハインツ(KHC):211株
- ゼネラルミルズ(GIS):270株
3銘柄に共通する理由は、売却銘柄より配当利回りが高いことです。
また、賭博家としての勘ですが、いずれも売られ過ぎでは?と思ったからです。
ブリティッシュアメリカンタバコは、同じタバコ銘柄のアルトリアグループ(MO)とフィリップモリス(PM)を既に保有しているものの、新興国への売り上げが少ないので、それをカバーする意味合いで購入しました。
クラフトハインツは、(本物の)バフェット氏(バークシャー)の組み入れ比率上位という後ろ盾がやはり大きな理由です。それとミレニアム世代に受けない加工食品からの脱却に期待を込めて購入しました。
ゼネラルミルズは、完全に成長の止まった食品(有名どころでハーゲンダッツ)銘柄ですが、2月にペットフードのブルーバッファローを買収しました。ペット事業が全体の10%程度ですが、ここ3年増収を続けているようなので気長に構えてみようと思い購入してみました。
新ポートフォリオの配当ウエイトと利回りを確認
目標とする時価総額はアイキャッチの画像の通りです。
この基準比率から2%以上乖離しないように毎月買い増しして調製していきます。
次に配当ウエイト。比率が大きいほど、増配や減配に影響を受けます。
配当金全体の2割弱をアルトリアグループ(MO)に頼っていることになります。

1年間に受け取れる税引後の配当金は4,634ドル。
PF全体の購入費用は128,555ドルでした。
配当利回りを計算すると3.6%になりました。
ようやく高配当PFに相応しい数字になりました。
その後、いくつかの銘柄を買い増しと新規に豪州銀行株のWBKを購入したことで、税引後の受取配当金は5,234ドルになりました。
PF全体の購入費用は139,721ドルで配当利回りを計算すると3.75%になりました。
個別株投資において納得は全てに優先する
普通に投資をするだけなら、投資信託やETFで市場平均を狙ったりリスクを分散させたりすれば良いのです。
あえて個別株をやるんですから、PFの目的だったり個性がないと意味がありません。
2年近く米国高配当PFを運用してきたのですが、今までイマイチ納得感がありませんでした。
理由は、多くの人気ブロガーさんが持っているから何も考えず組み入れた銘柄がほとんどだったからです。
例えるなら「人気ブロガー組み入れ比率上位ファンド」というアクティブファンドを買っているようなもんです。
実質個別株投資ではないです。そりゃ納得感が得られません。
しかし前回の8月と今回のPF変更で、ようやく高配当PFらしさと納得感を得ることができました。

このPFが市場平均に劣後しようと、納得して前に進めそうです。
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