皆さんにおすすめしたいことは「長期投資」です。
まず先に「長期投資」という言葉の定義をハッキリさせておきます。
諸説ありますが「長期」とは20年以上のことを指し(個人的にそう思っています)、「投資」とは株式投資のことを言います。
メリット1(資本主義の恩恵を受けられる)
資本主義社会でメリットを受けるのは労働者でなく資本家です。
株式投資をするということは企業価値を保有する資本家になることと同じです。
企業の価値が上がることで保有株を通して配当金を受け取ったり、株価上昇よって資産を増やすことができます。
当然、不況により株式投資をしていると損をすることもあります。無難に預金しておいた方がマシと思う場合もあるでしょう。
しかし長期的に見て、株式投資を行う資本家と貯金しかしない労働者を比較した場合、圧倒的に前者が有利というデータが存在します。

図は過去200年(1802~2011年)のチャートです。
1802年に1ドルを貯金した場合、200年後に価値が下がっていますが、1ドル分の株を購入した場合66万ドルの価値になっています。
短、中期的には上下に値動きが激しいのは株ですが、長期的にみれば株の方が有利であることはお分かりかと思います。
メリット2(長生きリスク対策になる)
近年「長生きリスク」という言葉を聞くことがあります。
これは昔と比べて健康寿命や平均寿命が伸びていることに反して、年々受給される年金額が減っていくことによる老後のお金の問題を表している言葉です。
もう年金には期待できません。自分で対策を取る時代になってきています。
そこで長期投資が長生きリスク対策として有効な手段となります。
早く始めれば投資期間が長くなり有利ですが、仮に40代から始めたとしても退職後の60代まで20年の長期で運用がきでます。
1つシミュレーションしてみます。
まず40歳までに頑張って500万円を用意します。
世界の株式の年利回りが平均で6~7%と言われていますが、税金を考慮してさらに少し悲観的に見積もって現実は4%の利回りとします。
そして500万円を利回り4%の株式投資を行い20年ほったらかした場合どうなるでしょう?

40歳から始めて20年後の60歳の時点で投資した500万円のお金は2倍以上の1100万円になります。
相場がシミュレーションより好調で平均年利が5%だった場合は1300万円を超える結果となります。
また利回り4%のまま運用を30年に延長した場合1650万円にもなります。
運用期間中にやることは特にありません。
年金対策の1つの手段としては十分な結果が見込めるのではないでしょうか。
メリット3(思っているより投資は簡単)
やったことのない人にとって投資はハードルが高く感じるかも知れません。
いつ、どうやって、どこに投資すれば良いのか?
答えは「いつでも」、「ネット証券を使って」、「全世界に投資」するだけです。
「全世界に投資」について少し詳しく言うと、全世界の株式に投資する投資信託1つを購入するだけです。
10年以上前と比較して投資環境は恵まれています。
ネット証券口座さえ開設してしまえば、簡単に世界の企業の株主になれる時代です。
資本家になり、長期的にみて右肩上がりの世界経済の恩恵を享受しない手はないと思います。
最後にネタばらし
先日、会社の管理職向け研修があり、「他人にオススメしたい自分のしていること」をテーマにしたスピーチがありました。
お察しのように当記事は、その時用に作成した原稿をそのまま二次使用したものです。
ちなみにスピーチ後の反応は、
「何言ってんのこいつw」という方もいれば、
「やっぱり投資は必要なんだ。まずはネット証券口座を開設してみよう」
「で、いくら儲かってんの?」
と様々でした。
最後の質問に対しては、
皆さんが引くくらい儲かってます!
と大嘘ぶちかましてきましたw
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